この1年で変化した私の近況を綴りました。アクセサリーデザイン・製作とは全く異なる分野のお仕事に挑戦している事、書き出したら止まらなくて😅長文になってしまったので、数回に分けて投稿しました。ほんと長文なので💦ご興味無い方はスルーして下さいね🙏☺️

いつの頃からか、40代の半ばくらいからか挑戦するっていう気持ちが私の中から薄らいでいきました。
今思い返すと、今から14年ほど前に父が自転車事故に遭遇した事から介護が始まり、父の旅立ちから1年ほどして母の病気がわかり、介護と看取りをしました。自分の仕事をしながら父の仕事の整理や実家の処分を済ませ、その怒涛の日々の後にやってきたのは、張り合いを失くしたような気が抜けた日々。
そして知らず知らずに大きくなった両親を相次いで看取った喪失感。その喪失感を感じながらも、「私は大丈夫、仕事をしていれば大丈夫」と自分でも気が付かないうちに気持ちに蓋をしてしまい、そしてコロナ禍に入り、これからの仕事、時代はどうなるんだろうという不安が膨らんでいき‥‥。気が付けば、前にも進めず後ろにも戻れない、どちらにも向かえない、自分の心の行き場が見つからない心境に陥ってしまいました。
それまでの自分と全然違う、動きたいのにどうすればいいのか、誰かに答えを教えてほしい。どう動けばいいのか、答えを掴みたいのに掴めない。私、どうしたんだろうと戸惑うばかりでした。
短大を卒業後、金融系企業で社会人になってからずっと、転職しても職場環境や上司に恵まれて、そしてアクセサリー作家としての活動もお客様や一緒に働く仲間に恵まれてきました。もちろん大変な事、泣きたくなる事も沢山あったけど、そんな中でも心はいつも前しか向いていない感覚で、とても順調に歩んできました。
若い頃、子供の頃から運動嫌いで体力ほぼゼロだった私が自分につけたキャッチフレーズ。「私、体力は無いんですが、気力だけはあるんです」。でもその密かな自慢だった気力が昔と違う。この頃に感じた心境と感覚は、初めて経験するもの。数行前にも書きましたが、とにかく自分自身に戸惑って過ごしていました。
コロナ禍をきっかけにそれまでスタッフに支えてもらっていた部分も一人でやるようになって、自宅アトリエで一人で考える時間が増えれば増えるほど、どんどんと思考はこんがらがっていく。そして動けなくなる。今だからここに書けるのですが、その頃は辛いなぁという気持ちで一杯になっていました。更年期の心身の変化に加え、長年蓄積した思考の癖もあったと思います。
とにかくその状況から抜け出したくて、参考になる本を読んだり動画を見たり、話を聞いて貰ったり。そんな中でヒントはあってももちろんすぐに答えは出なくて、でもこのまま一人でじっとしていてはダメだなと。仕事机にずっと座って考え続けても答えは出ない、違う視点で自分と向き合った方がいい。
そしてコロナ禍という状況、世界がすごいスピードで変化していく時代、経済的にもフリーランスという立場でのアクセサリー作家のお仕事以外に収入の柱を見つけたいという考えもありました。そこで思い切ってどこか別の場所に身を置いて、アクセサリーとは全く違う分野の仕事をしてみようと思い始めました。
→②に続く


画像は今年の桜。ウォーキングの途中で撮りました。毎年見る桜、その時々の心情で同じ桜も違って見える。美しさの感じ方も違う。去年の春は落ち着かない気持ちで眺めた桜、今年は不思議とほんのりと艶やかに感じました🌸💗☺️